鶏の歴史についてご紹介致します。
他の生物もそうですが、鶏も様々な経緯を経て現在のような品種体系になりました。たまごと鶏を知る向台よりチョットお得な情報、是非ゆっくりご覧下さい。
卵を産んでくれたり焼き鳥やから揚げなど、食用に使われたりする鶏は非常に馴染み深い家禽であり日本人の食を支えている生き物でもあります。
皆さんはその鶏をどうような容姿でイメージしますか?
王冠のような赤いとさかに白い羽の鳥を想像しませんか?
しかし、鶏と分類されている鳥の姿はすべて赤いとさかを持った種類ばかりではありません。また、卵を産むための鶏から、人間が食料として食べる鶏、そして鑑賞するために飼育される鶏まで、一口に鶏といってもその容姿も用途も違ってきます。
では、鶏自体の容姿や特徴はもちろん、用途・種類別分類や卵用鶏は卵の特徴、肉用鶏は肉の質なども含めて体表的な鶏をご紹介致します。(*すべての鶏の種類ではなく、体表的な鶏を選別しご紹介します。)
真っ白な体に、赤いとさかがある一般的に知られている採卵用の鶏です。鶏といえばすぐ頭に浮かぶような、一番見たことが多い鶏かもしれません。体型は小柄で、骨と皮だけで肉は少ないです。最も採卵用鶏に向いていると言えます。
原産はイタリアで、その後アメリカで品種改良が行われて現在に至っています。白卵鶏(白い殻のたまごを産む鶏)としても有名で、日本で流通している卵の80%はこの白色レグホンの卵です。世界中にも普及しているメジャーな鶏です。また、別名白レグ、ホワイトレグホンとも呼ばれ、愛玩用(ペット)として飼育している家庭もあります。
体が大きく繁殖能力(産卵能力)にも優れているので、現在の褐色鶏(赤色鶏)はこの鶏種を卵用に改良したものです。食肉用の鶏と交配させるのにも使われており、高級食肉用鶏の生産に用いられています。また、抗病性に優れているのも特徴的で、体質強健な鶏です。愛玩用(ペット)としても親しまれています。
高級なイメージが強い名古屋コーチンは古屋地方の地鶏と中国産コーチンを交配して明治30年頃作り出された採卵・食肉兼用の品種の鶏です。卵、肉ともにコクのある味わいで人気の高い鶏です。近年は食肉用鶏として改良が進み、高級鶏肉として全国で販売されています。また、庭先養鶏や愛玩用(ペット)としても長く親しまれています。
最も高級なイメージが強い鳥骨鶏の原産地はインドで徳川時代に日本で改良されました。中国で鳥骨鶏は霊鳥とされ、滋養強壮・不老不死の薬の元として重宝されてきました。もちろん実際に鳥骨鶏の肉はアミノ酸、鉄分の含有量普通の鶏に比べて高く、卵の栄養価も他の卵よりも高いです。また、味もよく、産む卵の量が少ないため、高価な卵としても有名です。
アメリカで作出された白色プリマスロックは卵肉兼用種ですが、現在は肉用にかたよって います。ドミーク種とコーチンやブラマを交配させたものです。 産卵能力が年160-200個と白色コーニッシュ種より高いので、ブロイラー生産のメス系として利用されています。日本で生産されているブロイラーのほとんどは、この鶏種を元に組み合わされた(交配された)品種です。また、就巣性はほとんどないのが特徴です。
鶏同士を戦わせて勝敗を楽しむ闘鶏として人気のある鶏です。シャモは古くから親しまれてきた種類の鶏でもあり、すでに江戸時代(徳川時代)初期には伝わっていたとされています。原産地はタイで、タイでは闘鶏がとても盛んな国でもあります。肉質が優れているため、他の鶏種と交配させて、高級鶏肉の生産に用いられています。
うすい緑色・神秘的なエメラルド色を放つ卵を産むので有名な鶏です。この色の特異さが消費者に珍しがられて人気があります。羽毛は白色であるが、国内ではロード・アイランドレッドとの交配種の赤色羽毛をアローカナと称しているのが多いです。卵は卵黄の割合が普通の鶏に比べてやや多く、ゆで卵にするとおいしいと言われています。品種改良がされていない鶏なので産卵能力が低い鶏です。
「農場たまご」はくさみがなく毎日食べても飽きない自信のたまごです。美しい殻の色や艶を持ち「高級感」があるので贈答用としても喜ばれます。
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