鶏の歴史についてご紹介致します。
他の生物もそうですが、鶏も様々な経緯を経て現在のような品種体系になりました。たまごと鶏を知る向台よりチョットお得な情報、是非ゆっくりご覧下さい。
ニワトリの生産物は、鶏卵と鶏肉の二つに分かれます。
40,50年前までは、この二つの区別がはっきりせず、卵を産んでいるニワトリが、卵を産まなくなったり、歳をとったりすると、鳥肉として肉屋さんの店頭に並びましたが、今は卵を生ませる目的で改良された鶏は、あまり鳥肉としては流通していません。
現在食卓に出ている卵は、卵生産目的の採卵専門鶏として改良されたもので、業界では「レイヤー」と呼ばれている卵用鶏 ・採卵鶏からのものです。採肉を目的とする鶏には二つのタイプがあります。
肥育速度が早く、飼料効率にも優れている「ブロイラー」と、肉質を第一に、適度な歯ごたえとうまみを重視した「地鶏」です。
地鶏は在来種、シャモの交雑などによりつくられた鶏を指すことが多く、特定の産地や品種を強調して「銘柄鶏」とも呼ばれています。
代表的なものは皆さんの耳に慣れている名古屋コーチンがあります。
鶏を用途別に分類すると卵用種(レイヤー)、肉用種(ブロイラー)、卵肉兼用種、愛玩用種の4種類に大別できます。
これらの鶏はそれぞれの目的によって飼う期間を決めています。これを経済寿命といい、10年以上と言われている本来の寿命に比べるとかなり短くなります。実用鶏は産肉・産卵の効率、つまり経費対収入からみた収益性の高い時期に解体して肉にしたり、採卵をやめて加工肉にします。
鶏の卵(有精卵 )は、適当な温度と湿度条件で、21日目に「ひよこ」となります。「ひよこ」は4~5ヶ月(150日)で成鶏(おとな)となり、卵を産み始めます。そして、生後6~7ヶ月(210日)ごろ、最もたくさんの卵を産むようになります。(*産卵ピーク)
その後1年から1年半ほど卵を産みます。だんだん卵を産まなくなるので、だいたい2年ほどで加工肉として出荷します。>また、食肉用に仕向けられるコマーシャル鶏(ブロイラー)の雛のうち、小型で仕上げられるものは約7週間(約49日間)飼養され、体重が2.3kg で出荷されます。大型で仕上げられるものは約8週間(約56~59日間)飼われ、体重が約2.7kgで出荷されます。地鶏は歯ごたえやうま味を出すために およそ4~5ヵ月後 に出荷します。
このように実用鶏の一生は、早いもので約2カ月、長くても3年以内と短いのですが、一方では愛玩鶏(あいがんけい:ペットとして飼われている鶏)のように大事に飼育されて10年以上も生きている鶏もいます。 ふ卵業者[卵からヒナへ] → 育成業者[ヒナから成鶏へ] → 鶏卵業者[産卵期]→最終処分業者[ソーセージへの混入等の食肉用、ペットフード等の加工品となる]
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