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鶏について

鶏について

向台ポートリーより鶏についてのチョットお得な情報をご紹介します。

鶏の歴史についてご紹介致します。

他の生物もそうですが、鶏も様々な経緯を経て現在のような品種体系になりました。たまごと鶏を知る向台よりチョットお得な情報、是非ゆっくりご覧下さい。

鶏の歴史

鶏の祖先は、現在でも東南アジアの熱帯圏に生息している赤色野鶏(セキショクヤケイ)で、紀元前5,000年前後に中国やインドで家禽化され、東西へ広がっていったとされています。

鶏が日本へ渡来した年代は明らかではありませんが、日本神話に鶏がとりいれられていることから、遅くとも4~5世紀以前、弥生時代の前期頃に中国大陸から朝鮮半島を経て渡来し、紀元前数百年にはすでに飼われていたとされています。

その後、平安時代から江戸時代の初期にかけて中国大陸や東南アジアから新しい品種が入ってきました。やがて用途別に改良が進められて、現在では約120品種以上あります。

キジの仲間である鶏は、もともと種子、果実、昆虫などを食べていました。人が農耕生活を送ることにより、いつしか鶏は人と生活を共にするようになっていたのです。

最初は、鳴き声が時計代わりであったり、「闘鶏」を通じた吉凶の占いに用いられましたが、いつしか闘鶏が娯楽となり、鑑賞するための鶏も現れました。ついには肉や卵を食べることを第一とする実用鶏が作出されて、養鶏業が成立するまでになりました。

雌鶏はある時期がくると産卵を続け、6~10個強を巣に産みつけるとそのまま抱卵に入り(就巣性)、ふ化まで種卵(受精卵)を温めます。

巣から卵を取り出しても卵の数がそろうまでまた産み足す性質(補卵性)を持っているため、この補卵性を利用されてたくさんの卵を産むようになりました。このような雌鶏の性質を淘汰(とうた)することで産卵性の向上をはかり、卵用種の採卵鶏がつくりだされました。現在の卵用鶏は年間 300個の産卵を行います。

また、肉用鶏についても、成長を促進させて肉質を高める方向へ改良が進められており、現在のブロイラーはふ化後60日で2.6kgになり出荷されます。

※家禽:肉や卵をとることなどを目的に家で飼われている鶏の総称)

※淘汰(とうた):養鶏場(鶏卵生産場)において、採卵期間を過ぎた鶏を廃棄する

(処分業者へ引き渡す)こと。該当の鶏を「淘汰鶏」(とうたどり)と呼んでいる。

ワンポイント

ヤケイ(野鶏)の特徴・性格

ヤケイ(野鶏)は夜になると樹上で寝ますが、昼は地上で過ごし巣も地上につくります。

そして、一夫多妻を原則とし、テリトリー(なわばり)の中では順位制があり、他のテリトリーからの侵入をしりぞけます。鶏は攻撃性が強く雄鶏は闘鶏用に利用されます。鶏は大空を自由に飛び回ることはできませんが、樹上に飛び上がったり、危急の場合はある程度飛ぶことができます。

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